いきなり衝撃的な話ですね。
子供の成績のなんと約50%が遺伝子の影響を受けていることが最近の研究で報告されています。(※)
一卵性双生児と二卵性双生児を対象に行った実験で遺伝的要素の寄与率を調べたそうですが・・・
なんとも恐ろしい報告ですね。
親が賢ければ子供も賢い。ならば我が子は…と、私もガックリくるニュースかと思いましたが、安心(!?)してくださいね。
実は、この結果はその子の持つ遺伝子のその子独自の発現スタイルによるということです。
「遺伝」とはそもそも別物をつくりだす自然の知恵、仕組みです。
確かに、お子様の遺伝子はお父様とお母様の遺伝子に由来しますが、お子様の遺伝子はそれらをミックスしたものなので全くの別物です。
つまり、この報告は子供の成績は親の遺伝子(成績!?)によって決まるのではなく、その子オリジナルの遺伝子的特徴の影響を半分受けているということです。もう半分は環境です。
(余談ですが、我が子は一卵性双生児です。確かに、成績も性格も違いますね(笑)。)
しかもそれは、「今、成績の良い子」は「今の勉強スタイル」に適応しやすい遺伝的特徴を持っている傾向がある、「今、成績が上がらない子」は「今の勉強スタイル」に適応しにくい遺伝的特徴を持っている傾向があると言えるということです。
長くなりましたが、結論は、その子その子によって成果を出すための最適な勉強方法があるということですね。
(ちなみに、高校受験はいわゆる「才能」など全く必要ありませんので、さらにご安心を。)