私も子を持つ親として、成績が上がらないことが、全く子供のせいではないということに感情的に違和感を感じます。
しかし、よくよく思い返してみると、「僕は自分の能力を下げたいんだ。テストでいい点を取りたくないから断固勉強を拒否する!」なんてことを言われたことはありません。
ちょっとしたつまづき、恥ずかしさ、挫折を味わったときに「なんでこれができないんだ。」と結果に対して批判をしたことで関心を失わせてしまったことがあったのだと思います。
「本当は応援したいのに」つい、雑な対応をしてしまったことが興味ややる気を削いでしまっていることがありますよね。
しかし、日々忙しいご両親が常に最善の対応をすることはほぼ不可能です。
お悩みを抱え、すばらしいことが書いてある育児本を読む度に「罪悪感に苛まれていらっしゃる」のではないでしょうか
お子様の成長を感じ、応援するには「環境を整え」一歩引いて見守ることが大切です。
当事者になるとそれが難しくなるのです。
「環境を整え」、「その環境でどのように取り組んでいるのかを把握」することに力を注げば「応援」することができます。
お子様は自分の遺伝的特徴も、環境も自分で決めることはできません。
そして自分の学習方法を自分で検証、確立することも難しいです。
今はまだ自分でコントロールできることが本当に少ないのです。
私はお子様の学習する環境づくりとお子様の取り組みをお伝えしてコミュニケーションをとることを大切に考えています。