非認知能力が重要といわれる仕事は30年前と比べて70%以上増えたといわれています。
ただ、この「非認知能力」という言葉、英語を直訳したものなので意味があまりピンとこないと思います。
「非」認知という名前がついてしまっているので反対のもののような印象を受けますが、これらは切っても切れない関係です。非認知能力の向上で結果的に認知能力は高まります。
以前は[ 非認知能力 = 気質や性格 ]と考えられてきましたが、最近では「スキル」と考えられ、「伸ばす」ことができるといわれています。
ただ、その方法は子供の関心のあることを伸ばす環境を整えるなど多種多様でこれが正解というものは確立されていないようです。
その中で、私はこの能力を強化し、その成果として成績を向上させることができる、1つの重要な「行動」があると考えています。
それは「意思決定をすること」です。
「決めたこと」に対しては必ず「結果」がついてきます。
この「結果」が次の「決める」という行動の大切な情報になります。足りないものがあれば、「補う」という行動を決めることができます。
「お医者さんになりたい」というような【大きな目標を決める】ことではなく、「ノートを開く」といった「小さな意思決定の繰り返し」こそが、能力向上と興味関心の拡大にとって肝なのです。
もし、お子様が勉強に関心を失ってしまっているとしたら、それは・・・
・勉強の強制 「勉強しなさい!」
・失敗経験の回避 「そのやり方じゃうまくいかないからやめなさい。」
・早すぎる手助け お子様「・・・(考え中)」 ⇒「これはこうやってやるんだよ。」
など、自分で自分の勉強に対する「小さな意思決定の繰り返し」を行動する機会を失っているのかもしれません。